第1章である『ホビット 思いがけない冒険』は、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』の序章と同様、少し長めの「歩きながらの会話劇(ウォーク・アンド・トーク)」のように感じられました。しかし、『二つの塔』で物語が緊迫したのと同様に、私は『ホビット 竜に奪われた王国』に高い期待を寄せていました。そして本作はその期待に応え、前作以上のアクションと冒険を提供してくれています。
邪竜スマウグがついにスクリーンに姿を現し、ガンダルフが冥王サウロンの居場所を探しに出るにつれて、物語はより重厚になっていきます。さらに、指輪に抵抗できるか(あるいはできないか)というビルボ・バギンズの姿が詳しく描かれており、ホビットと強大な「一つの指輪」に深みを与えています。クライマックスの展開とクリフハンガーな結末により、湖の町の人々や集結しつつあるドワーフ軍に何が起こるのか、続きが気になって仕方ありません。
全体として、『竜に奪われた王国』は期待通りの出来栄えであり、来年のグランドフィナーレ『ゆきてかえりし物語』 に向けて弾みをつけています。
