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EST. 2006

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Muse - 香港コンサート·2007年3月3日 [2007]

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ブリット・アワードで「最優秀ブリティッシュ・ライブ・アクト」、NMEアワードで「最優秀ブリティッシュ・バンド」に選ばれたばかりのデヴォン州出身のバンド、ミューズ(Muse)が、香港のファンに忘れられない夜をプレゼントしてくれました。しばしば「スタイリッシュなバンド」と評されますが、その実力は決して侮れません。開演前から会場の外には1000人以上のファンが列をなし、これほど熱心な観客を見るのは久しぶりのことでした。当然ながらバンドはファンの期待を裏切ることなく、その溢れんばかりの活力と非凡なテクニックで、会場のファンを狂乱の夜へと導きました。

バンドはステージに上がるやいなや、「Take A Bow」「Hysteria」「Supermassive Black Hole」の3曲を一気に演奏。続いてボーカルのマシュー・ベラミーが「Good evening, Hong Kong!」と挨拶し、さらに広東語で「調子はどうだ、香港?(Dim ah Hong Kong?)」と呼びかけると、客席からは即座に割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こりました。マシューは終始エネルギッシュで、ギターを抱えてステージ中を走り回り、時には膝をついて無我夢中で演奏しました。ドラマーのドミニク・ハワードのパワフルなドラミング、ベーシストのクリス・ウォルステンホルムの没入感あるパフォーマンスも加わり、ミューズが再び「最優秀ライブ・アクト」を獲得したのも納得の実力です。

この夜のほとんどの楽曲が会場の血をたぎらせ、大合唱やジャンプ、そしてクラウド・サーフィン(man surfing)が至る所で見られ、ファンのミューズに対する熱狂ぶりが伺えました。数々の賞を受賞しても、バンドは決して驕り高ぶることなく、むしろ親しみやすい態度を見せてくれました。ドラムのドミニクが中盤で広東語で「ありがとう!(多謝!)」と言ったり、アンコール前にマシューがファンの情熱に感謝して「香港は最高だ!(香港好正!)」と言ったりしたことからも、この夜、バンドとファンが完全に通じ合っていたことが分かります。

マシューは記者会見で「こんなに遠いアジアの地で、自分たちの音楽がこれほど知られているとは想像もしていなかった」と語っていましたが、今夜を経てその考えは一変したことでしょう。ステージ前方の最前列付近では混乱が生じ、興奮のあまり失神して運び出されるファンもいましたが、それでも香港初開催となるミューズのコンサートに対する皆の情熱が冷めることはありませんでした。

セットリスト

Take A Bow
Hysteria
Supermassive Black Hole
Butterflies & Hurricanes
Assassin
New Born
Citizen Erased
Hoodoo
Apocalypse Please
Feeling Good
Sunburn
Starlight
Plug In Baby
Map Of The Problematique
Stockholm Syndrome

[encore]
Soldier's Poem
Invincible
Time Is Running Out
Knights Of Cydonia

システムブロードキャストフィード // スタンバイシグナル