『Takk...』以降、シガー・ロスの音楽はメインストリームへと接近していますが、『Hvarf-Heim』からのファースト・シングル「Hljómalind」は、彼らがそれを実現できることを証明しています。A面の「Hljómalind」はセカンド・アルバム『Ágætis Byrjun』の頃に書かれた楽曲で、シガー・ロス特有の高揚感を保ちつつ、より成熟したアレンジが施されています。新たにレコーディングされたこのバージョンは、U2やコールドプレイを彷彿とさせ、そのメロディは感動的かつシンプルで、ストレートに心に響きます。あの「Hoppípolla」から、さらに一歩踏み出したようにも感じられます。まさに、シガー・ロスの「ポップ・モーメント」と言えるでしょう。
B面には、セカンド・アルバム『Ágætis Byrjun』収録曲「Starálfur」のアコースティック・バージョンが収録されています。ピアノ、ストリングス、アコースティック・ギターのみの構成であるため、フロントマンであるヨンシーのボーカル・パフォーマンスがより際立っています。サウンド・エフェクトが削ぎ落とされていても、楽曲の素晴らしさは何一つ損なわれていません。
